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新進気鋭の映画監督・白石和彌。
『孤狼の血』や『凶悪』など、目を塞ぎたくなるような演出もすべて見せるなど、いまどき珍しい攻めの姿勢を崩さない監督です。
そんな監督に今後も期待を寄せているファンも多数おり、そのため俳優陣も彼の監督作に出たがる人も多いんだとか。
今回は、そんな白石和彌監督のおすすめ作品の紹介と、作品が配信されている動画配信サービスを紹介していきますよ!
白石和彌監督の映画作品をおすすめ順に紹介!!
では、白石和彌監督の映画作品をランキング形式で紹介していきます。
ハードでえげつない描写も多い白石監督作品のラインナップを紹介!!
第1位)凪待ち
車から降ろしてしまった彼女が
何者かに殺されてしまった
無為な毎日を送っていた木野本郁男は、ギャンブルから足を洗い、恋人・亜弓と彼女の娘・美波とともに亜弓の故郷である石巻に移り住むことに。
亜弓の父・勝美は末期がんに冒されながらも漁師を続けており、近所に住む小野寺が世話を焼いていた。人懐っこい小野寺に誘われて飲みに出かけた郁男は、泥酔している中学教師・村上と出会う。彼は亜弓の元夫で、美波の父親だった。
ある日、美波は亜弓と衝突して家を飛び出す。亜弓は夜になっても帰って来ない美波を心配してパニックに陥り、激しく罵られた郁男は彼女を車から降ろしてひとりで捜すよう突き放す。その夜遅く、亜弓は遺体となって発見され……。
引用:映画.com
人間は表裏一体
誰が、何のために殺したのか。口論のすえに車から途中で降ろしてしまった直後に彼女が殺されてしまう悲劇を描いた物語。こんなことがあったら悔やんでも悔やみきれないでしょうね、、、。
どちらかと言うと犯人捜しのサスペンスよりも人間ドラマです。終始イライラしてげんなりする映画ではありますが、人ってほんとに見捨てないでいてくれる人がいれば変われるものなのかもしれませんね。
人の色んな面を上手に見え隠れさせ、深く考えさせられる映画でした。
好みではありませんが人間の真髄に触れるいい映画です。
第2位)孤狼の血
ヤクザたちの抗争
そこに綱渡りで関与する
一人の刑事がいた
昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島・呉原で地場の暴力団・尾谷組と新たに進出してきた広島の巨大組織・五十子会系の加古村組の抗争がくすぶり始める中、加古村組関連の金融会社社員が失踪する。
所轄署に配属となった新人刑事・日岡秀一は、暴力団との癒着を噂されるベテラン刑事・大上章吾とともに事件の捜査にあたるが、この失踪事件を契機に尾谷組と加古村組の抗争が激化していく。
引用:映画.com
まともに生きてたら渡り合えない世界がある
結構な激グロ描写が数多く登場するので苦手な人は正直見ない方がいいです。グロ要素が入っててもアングルを変えたりして少し考慮されている映画もありますが、本作は完全に見せていますので、、、。
しかし、俳優さんたちの普段みられないような迫真の演技は必見ですので観るならしっかりと心の準備を!
暴力シーン多め。観ていてしんどいシーンが多いので体力あるときに見るのがおすすめです(笑)
第3位)凶悪
実際にあった
3つの事件を基にした物語
取材のため東京拘置所でヤクザの死刑囚・須藤と面会した雑誌ジャーナリストの藤井は、須藤が死刑判決を受けた事件のほかに、3つの殺人に関与しており、そのすべてに「先生」と呼ばれる首謀者がいるという告白を受ける。
須藤は「先生」がのうのうと生きていることが許せず、藤井に「先生」の存在を記事にして世に暴くよう依頼。藤井が調査を進めると、やがて恐るべき凶悪事件の真相が明らかになっていく。
引用:映画.com
凶悪犯が告白する恐ろしい事実
ピエール瀧の何食わぬ顔で惨殺していく様も恐ろしいですが、隣で笑ってるリリーさんも怖かった、、。
実話を基にしたフィクションとのことですが、目を逸らしたくなるほどの人間の狂気に震える作品です。
死刑囚が告発した恐ろしい衝撃の事実。こんなことが普通にあり得るのか、、、。
第4位)ひとよ
自分たちを守るために
犯罪者となった母
タクシー会社を営む稲村家の母こはるが、愛した夫を殺害した。最愛の3人の子どもたちの幸せのためと信じての犯行だった。こはるは子どもたちに15年後の再会を誓い、家を去った。
運命を大きく狂わされた次男・雄二、長男・大樹、長女・園子、残された3人の兄妹は、事件のあったあの晩から、心に抱えた傷を隠しながら人生を歩んでいた。
そして15年の月日が流れ、3人のもとに母こはるが帰ってきた。
引用:映画.com
切ない家族の物語
悲しい、、、母親がしたことは正しいとは言えない。でも誰も守ってくれないって時にそんなことが言えるのかどうか、、、。母親がしたことで救われたのは確かだけど人生が狂ったのも事実。置いていかれた子供たちが抱えた闇は深く、拭い切れるものではない。
離婚とか警察とかもっとやり方あったとは思うけど、こういう人って逆上しそうだし逃げ場がないって思ってしまう気持ちもわかる。当事者になった時に正しいことだけ選択できるのか、、切ない映画でした。
正義とはなにか、問いかけてくるような切なさ。こういった時に逃げ道がないのは辛いですね。
第5位)彼女がその名を知らない鳥たち
十和子が幸せならそれでいい
下品で貧相、金も地位もない15歳上の男・陣治と暮らす十和子は、8年前に別れた黒崎のことを忘れられずにいた。
陣治に激しい嫌悪の念を抱きながらも、陣治の稼ぎのみで働きもせずに毎日を送っていた十和子は、黒崎に似た面影を持つ妻子ある水島と関係を持つ。ある日、十和子は家に訪ねてきた刑事から、黒崎が行方不明であることを告げられる。
「十和子が幸せならそれでいい」と、日に何度も十和子に電話をかけ、さらには彼女を尾行するなど、異様なまでの執着を見せる陣治。黒崎の失踪に陣治が関係しているのではないかとの疑いを持った十和子は、その危険が水島にまでおよぶのではとないかと戦慄する。
引用:映画.com
これは究極の愛か、それとも、、、
なんとまあ、、切ないけれどあまり共感もできず、悲しい物語。嫌悪感を抱きながら同居する男の稼ぎに頼って自堕落に生きる女と、そんな彼女に異様なまでに執着する男の醜いまでの愛憎模様です。
歪んだ愛に翻弄され続けている依存体質な人たち。なかなかにダークな世界観の映画ですね。見る人を選ぶ作品ですが、観るならぜひ最後まで見てほしい作品。
役者さんたち、それぞれの醜い演技にも注目!!
第6位)日本で一番悪い奴ら
史上最悪汚職警官の実話
本当にいた汚職警官の実態とは、、
大学時代に鍛えた柔道の腕前を買われて道警の刑事となった諸星は、強い正義感を持ち合わせているが、なかなかうだつが上がらない。
やがて、敏腕刑事の村井から「裏社会に飛び込み『S』(スパイ)を作れ」と教えられた諸星は、その言葉の通りに「S」を率いて危険な捜査に踏み込んでいくが……。
引用:映画.com
これが実話?恐ろしい汚職警官
似た感じはありますが実話を基にしてるからか、『孤狼の血』よりもずっとリアルな感じがしました。
公共の安全を守ると言っていた人間がここまで落ちてしまうとは、、、付き合う人や、やり方を間違えるだけで人ってここまで落ちてしまうんだな、と切なささえ感じた作品。
お笑い芸人のデニス植野が想像以上のはまり役!
第7位)ロストパラダイス・イン・トーキョー
難しい社会問題に切り込んだ作品
両親を亡くし、知的障害を持つ兄・実生と2人で暮らすことになった幹生。
兄の性欲処理のため、部屋にときどき風俗嬢を呼んでいる幹生は、秋葉原でアイドル活動を続けながら風俗で働くマリンと出会う。
引用:映画.com
知的障害者を兄に持つ青年の苦悩
なかなかに、、知的障害者とその周りの人たちに焦点を当てた難しい社会問題をテーマに持ってきたなと。
重たくて答えのない問題。家族だけで抱え込むにはやはり無理があるのかもしれません、、、。
白石監督の監督デビュー作。これは社会全体で考えていかないといけない問題ですね。メッセージ性が高い作品です。
第8位)麻雀放浪記2020
戦後のばくち打ちが
2020年の日本にタイムスリップ?!
新たな世界大戦の勃発により、東京オリンピックが中止となった2020年の東京。人口は大幅に減少し、AIに労働が取って代わられた結果、失業者と老人が街にあふれていた。
そんな荒廃した東京に、坊や哲が1945年の戦後復興期の時代からタイムスリップしてやってくる。坊や哲が目にしたのは75年の時を経た、驚がくの世界だった。
坊や哲は思わぬ状況で立ちはだかるゲーム「麻雀」で死闘を繰り広げていくが……。
引用:映画.com
博打に命を懸ける男の戦い!
戦後のばくち打ちがなぜか2000年にタイムスリップしてしまった物語。
なぜか麻雀五輪のコメンテーターにあの人まで登場、、?なんかもうどこから突っ込んでいいのやら色々とツッコミどころが満載すぎる映画でした。
見るなら是非ともエンドロールの最後まで見てほしいです!
第9位)サニー/32
「犯罪史上最も可愛い殺人犯」に間違われ
誘拐されてしまった同姓同名の女性
仕事も私生活も今ひとつの中学校教師・藤井赤理は、24歳の誕生日に2人組の男に誘拐されてしまう。
誘拐犯の柏原と小田は、「犯罪史上、もっとも可愛い殺人犯」と呼ばれ世間を騒がせた少女サニーの狂信的な信者で、赤理を「サニー」と呼んで監禁するのだが……。
引用:映画.com
あの事件から14年後の物語
実際にあった同級生の女児殺人事件から発想を得たストーリー。事件写真からその可愛さで熱狂的な信者ファンまで産んだ事件の14年後が設定のストーリーです。
うーん、、なにこれ的な映画。茶番すぎて、、、実際の事件を交えてるだけに少しコメディタッチにさえ感じるのは受け入れ難いものがありますね。完全なるフィクションにすればよかったのに、、。
『凶悪』の悪役2人と白石和彌監督が再びタッグを組んだ作品。
第10位)女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。劇場版 前・後編
女子中学生のトイレには不思議なチカラがある!
自分もこんなことあったかも?!
女子校のトイレを舞台に女子中学生たちの素顔や本性を描いた異色の青春群像劇。
引用:映画.com
女子中学生のあるあるを詰め込みました!!
中学校の女子たちがトイレで繰り広げるあるあるの事件をトイレ清掃のお姉さんがドラムで突っ込みをいれていく不思議な映画。
ただただ永遠とその流れを繰り返す映画なので、ツボにハマらない場合はちょっときついかも。また、中学生たちの演技が等身大と言えば聞こえがいいですが、、、ひどいです(笑)
後半には中村倫也も登場して少しだけ、、面白くなります!!
白石和彌監督作品動画を視聴する方法【無料配信もあり!】
白石和彌監督の映画作品をご紹介しましたが、観たい作品は見つかりましたでしょうか?
ここからは、先ほど紹介した各作品がどの配信サービスで視聴できるのかを紹介していきます。
白石和彌監督の映画各作品・配信状況
※本ページの情報は2022年6月時点のものです。
最新の配信状況は各公式サイトでご確認下さい。
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〇(レンタル):有料でレンタルできる作品
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白石和彌監督のおすすめ映画は『凶悪』や『孤狼の血』だけじゃない!!
いかがでしたでしょうか。
新進気鋭の攻めの監督・白石和彌監督の映画作品を紹介しました。
有名な『凶悪』や『孤狼の血』以外にも白石監督作品は結構ヘビーな内容が多いため、観る人を選ぶとは思いますので自分に合った作品を見つけて挑戦してみてくださいね!